明石焼（玉子焼）の本場・兵庫県明石市で行列のできる超人気店といえば、創業100年を超える老舗「本家きむらや」です。大正13年（1924年）創業の本家きむらやは、明石焼発祥の味を今に伝える元祖的存在で、テレビや雑誌でも幾度となく紹介されてきた全国的にも有名なお店です。明石駅から歩いて5分ほどの明石銀座通り沿いにあり、週末にはお店の前に長い行列ができるほどの人気ぶり。今回は、この明石焼の名店「本家きむらや」にスポットを当て、歴史や特徴、口コミ評判から美味しい楽しみ方まで徹底ガイドします。
本家きむらやとは？
本家きむらやは、明石焼（地元では玉子焼とも呼びます）の専門店として100年以上の歴史を誇る老舗です。もともとは明治時代に屋台から始まり、大正時代に現在の店舗を構えました。以来、地元明石産のタコと卵たっぷりの生地で作る伝統の玉子焼きを提供し続け、「これぞ元祖の明石焼き」という味わいで地元客・観光客の両方から愛されています。
基本情報（2025年2月現在）
・所在地：兵庫県明石市鍛治屋町5-23
・電話番号：078-911-8320
・営業時間：10:00〜17:00頃 (※仕込み分がなくなり次第終了)
・定休日：月曜日（祝日の場合は営業）、火曜日不定休（月1回程度）
・メニュー・料金：明石焼（玉子焼）20個 1人前 1,000円
・その他：おでん（タコ￥500・スジ￥300・卵/大根/こんにゃく各￥150など）
※専用駐車場はありませんので、車の場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。JR明石駅・山陽明石駅から徒歩5分程度とアクセスも良好です。
本家きむらやの明石焼とは？
では、本家きむらやでいただける明石焼（玉子焼）の特徴とはどのようなものなのでしょうか。その最大の特徴は、新鮮な明石ダコとたっぷりの卵で作られるフワフワとろとろの食感にあります。生地には小麦粉だけでなく「じん粉（浮き粉）」を使うことで、たこ焼きよりも柔らかくとろけるような玉子焼に仕上がります。出来立て熱々の玉子焼を、昆布出汁ベースのあたたかいお出汁につけていただけば、ふわっとほどけるような優しい味わいが口いっぱいに広がります。
本家きむらやでは、赤い塗り板に丸く焼き上がった玉子焼が20個並びます。一人前20個とボリュームがありますが、2名で1人前をシェアして注文することも可能です。卓上にはお好みで使えるソースや塩も用意されており、まず塩をひと振りしてから出汁にくぐらせる食べ方や、ソースをつけてたこ焼き風に味変することもできます。実際に食べた人からは「入っているタコのサイズが大きくコリコリとした食感で、タコの旨味もしっかり感じられる」「玉子焼自体もうまいし、付けて食べるお出汁も美味しい」と評判です。
口コミ・評判
食べログでは600件以上のレビューが投稿され、評価は★3.5前後と明石焼専門店としてまずまず高評価です。実際の口コミを見ても、「トロットロでフワッフワの玉子焼き！出汁に泳がせれば出来たてのはんぺんのよう」と、そのふわとろ食感に感動する声が目立ちます。また「明石焼き20個も入って1000円でお腹いっぱい。蛸の足は柔らかくて出汁は甘めでとても美味しい」と、優しい甘めの出汁や柔らかいタコの食感を絶賛する口コミもあります。
一方で、地元明石の人々の中には辛口な意見もあります。明石焼きの名店がひしめく明石において「ここは味は普通くらいだと思います。特別美味しいとも思えない」といった率直な感想や、「昔は美味しかったと言う地元民は多く、全国区の有名店になってから質が落ちた」という指摘もあるようです。しかし、「100年変わらぬ元祖の味をいただけるだけで価値がある」と歴史的価値を評価する声もあり、観光で明石を訪れるなら一度は本家きむらやの玉子焼きを試してみたい、という意見が多数派です。
本家きむらやの楽しみ方＆攻略法
- 行列回避のコツ
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平日は比較的空いていますが、週末や連休は開店直後からお昼過ぎまで満席。午前中の早めの時間帯か夕方前を狙うのがベスト。
- 熱々を味わう食べ方
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塩→出汁→ソースと味変しながら食べ進めると飽きずに楽しめる。
- おでんもぜひ味わって
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明石焼きと一緒に、おでんのタコ足やスジ肉を注文するのもおすすめ。
- 持ち帰り・通販を活用
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テイクアウト可能。冷凍明石焼きの通販も行っている。
まとめ
明石焼の老舗「本家きむらや」は、明石に来たら外せない元祖玉子焼きの名店です。創業から100年以上受け継がれる玉子焼の味は、ふわとろ食感と優しい出汁のハーモニーで、多くの人々を魅了し続けています。行列必至の人気店ですが、塩やソースで味変しながら20個を頬張る体験はここでしか味わえない格別なもの。ぜひ本家きむらやで、明石焼（玉子焼）の奥深い魅力を存分に堪能してください。
