「At.明石焼き名鑑」明石焼きの店を明石歴50年の地元民が紹介「ベスト7/全国182店舗中」

【明石焼】かねひで

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元は老舗の天ぷら屋、玉子焼に転進して十数年

老舗を思わせるのれんが趣を感じさせる。明石焼(玉子焼)の聖地と詠われる魚の棚の激戦区に堂々と店を構える「かねひで」。昼時には行列ができる地元民も愛する人気店の一つだ。

元は天ぷら屋を50年以上も営んでいたが、2006年に明石焼(玉子焼)専門店としてOPENしたのだが、さすがは天ぷら屋の老舗、玉子焼に必要な出汁とふっくら玉子感を武器に地元であっという間にファンを量産していった。

昼飯時は行列に並ぶのが必須。魚の棚では行列ができる店とそうでないところの明暗がはっきり分かれているので、空いている店で食べたりすると後悔するとわかっているが・・・

定番の明石焼セット(たこ飯付き)が人気

明石海峡でとれた「たこの天ぷら」や「たこぶつ」に明石の名産「あなごの棒揚げ」といった昔の杵柄も気になるが、一押しは「明石焼セット」だという事です。「玉子焼(15個)」と「たこ飯」という地元では定番セットである。関東の人が大阪でお好み焼定職を見て『粉モンをおかずにご飯だと!!』って騒いでいるようですが、明石ではあっさり玉子焼をおかずにあっさりたこ飯を頬張る訳です(^^) ・・・さすがに地元民の私でも(玉子焼と一緒に)たこ飯は遠慮いたします(^^;

待つこと4~5分、焼きあがる直前に出汁が基本

玉子焼は焼くのに時間がかかります。聖地を離れると作り置きやレンチンという怪談も聞きますが、さすがに聖地ではどの店も一生懸命焼いてます。昼時だと注文とは関係なしに闇雲に焼いているので運次第なところもありますね。

通常は数分ちます。そして焼きあがる2分くらい前に出汁と薬味が出てくるのが聖地の作法です。かねひでも作法通りです(^^)
ちなみに薬味はネギと三つ葉がたっぷりでした。

母娘3人が営むかねひでは接客が◎。店員の対応が酷い玉子焼店が増えている中で、ここは安心してお勧めできます。

ふわトロ熱々を出汁に潜らせて

ここの出汁は少し薄め。賛否が分かれるところですが、昔の明石民はもう少し濃い目の出汁が好きなので、昔からの老舗は少々濃い目の出汁が多い。中には化学調味料をあえて入れているお店もあるが、それが許されたのは昭和までですよね(^^;
多めに盛られた薬味を入れると、やはりもう少し鰹をふんだんに使って欲しかったと・・・

生地は完全にふわトロ系で気を付けてお箸でつかまないと、出汁に潜らせる前に崩壊してしまいます。まあ、少々崩れても最後はお出汁と一緒に飲んでしまうのでご安心(^^ゞ
玉子感も程よくあるので、たしかに玉子焼人気店の味だと実感しました。タコは大きくはないけれど、柔らかさも味もしっかりと感じます。

普通に美味しいと言える玉子焼です(^^)

玉子感を探るためには、ソースで味変!

玉子焼の良し悪しを判定するには「玉子感」がどの程度あるかが肝心だと思うのです。玉子感の判定は、当サイトでは以下の手順で食します。

1.まず玉子焼を普通に出汁で1/3食べます。
2.次に数個へソースを塗って、出汁に付けて食べます。
3.そしての頃を普通に出汁で食べます。

玉子感がない場合、ソースで食べた後にソースなしで食べると「物足りなく感じます」。玉子感がしっかりあるならソースが無くてもしっかり玉子の風味があるので大丈夫なんです。

さすがは「かねひで」の玉子焼です。しっかりとした玉子感のおかげで、最後まで美味しく召し上がれました(^^ゞ

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